What's 'IM'?

―コレマデ　ト　コレカラ ―

MESSAGE - 2004.01.16

　「復刊準備号」を残し再び休刊に入った『IM』。戦争反対が少数派になりかねぬ今の日本で、どう『IM』を作っていけばよいのか？･･･自衛隊のイラク派遣を「安全かどうか？」などという視点でしか考えないコクミンを目の当りにした11月頃には、どうすればいいか見当もつかず、頭が混乱してきてしまった。当時は『裏凡identity market』という日記（『identity market on BLOG』の前身）を書いていたが、12月10日、自衛隊のイラク派遣決定以降は、全く書けない状態になってしまった。（それにしてもオレは分かりやすい人間だ･･･）
　大晦日、気力を絞り出して書いたような「逝く歳」という日記が、当時のオレを如実に語る。一部を抜粋しておこう。

2003年も今日で最後。
今年は精神的にしんどい年だった。

アメリカのイラク侵略から日本の参戦まで、失望させられた事件が多かった。
さらに多くの国民がこれらの事件を受け入れたこと。
受け入れるどころか条件付きで賛成に回る人さえ少なくなかったこと。
このことには激しくショックを受けた。（正直まだ立ち直ってない･･･）

そして、オレはこれらの事件に対し何も出来ないに等しかった。
いや、「出来ない」ではなく「しない」に等しかった。
自身の信念と世論との間に広がる巨大な溝を前に、ただただ立ち尽くすばかりだった。
無策を恥じる日々。自信と野心に生きてきたオレにとって、これほどしんどい時は今まで無かった。
＜以下略＞

　　　
12月10日以降の日記は20日の「日記中断ごめんなさい」とこの2本だけ。1月前半も全く書いていない。
ようやく再開したのが、「先遣隊」とやらの出発前日の1月15日。（ホントにオレは分かりやすい人間だ･･･）
そして次の日にこの文章を発表。その後日記は中断することなく今日まで続いている。
つまり、この文章は今に至る第一歩。
まずはネット上で『IM』を復活させよう。そしてそこから『IM』復刊の足がかりを築いていこう。
いまの日本で『IM』がどう生きていくか。それを見つける第一歩となった文章なのである。
＜2004.7.4記＞

　IM34号･･････とっくに出来てます！･･････表紙だけはね。モチロン未だ発行されズ。モウシワケナイ。
　モットシュチョウシヨウ！モットコミュニケイトシヨウ！アナタガ、ソシテニホンガ、モウコレイジョウシニンニナラナイタメニ。。。。。
･･････オレの訴えは8年前も今も変わってない。ただ、これからどうなっていくのか？正直、日本人を信頼できなくなってしまっている。「モットシュチョウシヨウ！」の行く末は、一億一心万歳三唱なのではないか？無論、そういう世界を否定するからこそ「モットシュチョウシヨウ！」と訴え続けてきたのだが、このままでは無意味どころか逆効果にもなりかねないのではないか？･･････不安が拭えないのだ。
作るからには効果のあるものを作りたい。無意味なもの、逆効果なものは避けたい。時間を下さい。先にやるべきことをやらせて下さい。
　IM34号。必ず発行します。でも発行日は未定です。
　＜2004.1.16 『identity market on WEB』（「最新情報」「裏凡identity market」）掲載＞