裏凡identity market
 

更新履歴

2006,8,2 『identity market on BLOG』

前の月

2月の日記

次の月

sun

mon

tue

wed

thu

fri

sat

     

1

2

3

4

5

6

7

8

9

10

11

12

13

14

15

16

17

18

19

20

21

22

23

24

25

26

27

28

       
             

電気用品安全法(PSE法) 2006,2,22
「電気用品安全法(PSE法)」という法律により、今年の4月から古い電気製品の売買が禁止されるらしい。具体的には、2001年4月に施行されたこの法律が定める「PSEマーク」が付いていない電気製品の製造、販売および輸入が出来なくなるとのこと。つまり5年以上前の電気製品は、一部の例外品目を除き全て販売出来なくなってしまうのだ。

もちろん表向きは電気製品の安全性を確保するということであろう。だが20年、30年前ならともかく、たかが5年、10年前の製品が全て危険だなんてことはあろうはずもない。要するにこの程度の古さの中古製品を取り扱うことが多いリサイクルショップを狙い撃ちした法律だ。もちろん裏で糸を引いているのは大手家電メーカーであろう。

“エコ”の時代に逆らうが如きこの法律。問題があるのは火を見るより明らかだ。
なのに5年の猶予期間が切れる直前になるまで、誰も問題に気付かなかったとは・・・。
ニッポン人の目はみんなフシ穴かい?
世界に笑われても仕方あるまい。

もはや時遅し。
体制批判を禁ずる法
戦争参加を義務づける法
こんな法律も数年前に既に成立。今夏の施行日を待つのみだった・・・

・・・などということが、ないことを、祈る。

<参考資料>
『経済産業省』>消費者政策>製品安全;電気用品安全法のページ(2006、Ministry of Economy[経済産業省]、2006年2月21日掲載版)[http://www.meti.go.jp/policy/consumer/seian/denan/index.htm]

皇位継承問題 2006,2,12
そりゃ確かに憲法第1条には、天皇の地位は「主権の存する日本国民の総意に基く」と書いてあるよ。
でも、誰が天皇を継ぐかということまで国民から押し付けるってのは、ちょっと行き過ぎなんじゃないんかねぇ。
天皇は同じく第1条に規定されている「日本国の象徴」「日本国民統合の象徴」であれども、日本国民の奴隷なんてことは断じてない。
誰を後継者に選ぶかぐらい皇室にお任せするべきだと、オレは思うね。

天皇は日本最古の歴史書より古くから敬われ続けてきた存在だよ。
誰が天皇になったとしても、その敬意が失われるようなことは無いでしょ。
そして皇室はその歴史の中で分裂の危機すら乗り越えてきている。
たとえ皇室内で意見が割れてしまったとしても、我々は皇室を信じてじっと待つべし・・・それでいいんじゃないかな。

もちろん政治への不介入および皇室の財産や予算に関する権限については、現憲法、現皇室典範の規定を維持した方がいい。国民に直接影響を与えることだからね。
でも後継ぎを決める権利を皇室が持ったとしても、国民に何の悪影響がある?何も無いよね。
だったらこれぐらい皇室に返上しようよ。

オレは天皇を敬えとは言わないよ。そんなこと言うこと自体が失礼だと思うからね。
天皇を信じよう。皇室を信じよう。
言いたいのはこれだけ。

本当はこれも言いたくなかったけどね。

スーパーボウルを制するは・・・<スーパーボウル直前編> 2006,2,6
さあ、いよいよスーパーボウル。
AFCは第6シードから勝ちあがったピッツバーグ・スティーラーズ。
対してNFCは順当に第1シードのシアトル・シーホークス。
というのに前評判はスティーラーズの方が高いようだ。

・・・まあ、そうだわな。
レギュラーシーズン、プレーオフ通じてシーホークスは対戦相手に恵まれていたからね。
今シーズンの成績は3割引ぐらいして見るべきでしょう。

あっ、もうキッキオフだ。
前半勝負になりそうだから、日記は中断。
テレビ観ます。

>>>>>>>>>>>>>>>>>>>試合終了<<<<<<<<<<<<<<<<<<<

スティーラーズ!!

<おわり>

「逝ってよし」 2006,2,5
昨日の日記で使った「ファックオフ」という言葉。
上手くハマる日本語訳が思いつかなかったのでそう書いたのだが、今になって「逝ってよし」がぴったしの訳だということに気がついた。

fuck off=逝ってよし

う~ん。我ながらストライク!
でも、やっぱ『2ちゃんねる』のイメージが強すぎるね。
惜しいけど。

「勝ち組」/「負け組」 2006,2,4
「4点セット」ついでにファックオフな言葉をもうひとつ。いや、正確に書けばもう一対。

「勝ち組」/「負け組」

数年前あたりからマスコミ連中が好んで使うようになったこの言葉。
でもって、「単純に勝ち負けを断じるべきではない」とかなんとか、批判も多いこの言葉。
いくつかの出来事を並べてあたかもそれが時流であるかの如く書き立てるのはマスコミサンの常套手段。ゆえに彼らがこの言葉を多用したがるのは仕方がない。
だが、オレはこの言葉を軽蔑している。そして初めて目にした時から、絶対に使うまいと心に決めている。
いや、勝ち負けを論ずることに異議を唱えているのではない。
むしろその逆。勝ち負けの事実は認めるけど正視するのはイヤだという、この言葉の根底に潜むメメしい態度が好かんのだ。

勝者にはそれぞれワケがある。ワケがあるから勝ったのだ。
敗者にもそれぞれワケがある。ワケがあるから負けたのだ。
大事なのは「それぞれ」だということ。努力の必然にせよ、偶然の産物にせよ、ワケは必ず「それぞれ」だ。
そして勝者も敗者も「それぞれ」だ。

なのに「それぞれ」であるはずの勝者/敗者を強引に「組」にしようとする。
そのココロは卑しい限り。
勝ち/負けの事実は認めても、その理由までは認めたくない。自分と比較もしたくない。
だから「組」にしてしまう。
「組」にしてしまえばアラ不思議。「それぞれ」の理由は曖昧になる。自分と比較もできなくなる。
そして自分は守られる。
・・・まあ、こんなトコロだろう。

「負け組」の方はまだマシだ。敗者を責めるのを避けようとする日本的な配慮も少しは感じられるからだ。
だが「勝ち組」の方は救いようがない。勝った理由を認めたくないばかりか、勝者に対する(これまた日本的な)嫉妬心すら透け見える。
こんな言葉を使うようになったら、オレの人生もそれこそ負けだ。
だからオレはこの言葉を軽蔑し、絶対に使うまいと心に決めているのである。



なお「勝ち組」/「負け組」という言葉、意外と古くからあったらしい。その語源は諸説あるようだが、最も多く語られているのは、終戦直後のブラジル移民の間で祖国日本が勝ったという情報を信じる人達/負けたという情報を信じる人達を指す言葉として生じたという説。つまり本来は勝った人達/負けた人達を指す言葉ではなかったということだ。
昔のニッポン人はそんなにメメしくなかったと、ひとり勝手にひと安心。

「4点セット」 2006,2,2
「ライブドア」「耐震強度偽装」「アメリカ産牛肉輸入」に「防衛施設庁談合」が加わり、「3点セット」が「4点セット」になった!とはしゃいでいる連中がいる。

だが、

「ライブドア」・・・・・・株取引システムの立ち遅れ
「耐震強度偽装」・・・・・・規制緩和政策の不備
「アメリカ産牛肉輸入」・・・・・・対米言いなり外交
「防衛施設庁談合」・・・・・・毎度おなじみ官民癒着

と、それぞれの事件や疑惑が示唆する本質的な問題はみな違う。
共通するのは、野党が与党および小泉政権を揺さぶる好材料・・・ということだけだ。

それぞれの問題における政府の責任を追及するのは勿論結構。大いにやって欲しい。
だが「4点」はそれぞれ別個。問題点も解決策も全く違う。
決して「セット」ではない。
なのに野党ばかりかマスコミまでもが、「4点セット」と平気でノタマう。
そして世論も「4点セット」に染まってしまう。

こうして「4点」は与党と小泉政権を責める材料に矮小化され、それぞれの問題点はうやむやにされ、解決されずに未来に残る。

政権交代のことしか頭に無い連中にノセられて、将来バカをみるのは我々です。
「4点」は「セット」ではない・・・心しておきたいものです。