裏凡identity market
 

更新履歴

2006,8,2 『identity market on BLOG』

前の月

4月の日記

次の月

sun

mon

tue

wed

thu

fri

sat

         

1

2

3

4

5

6

7

8

9

10

11

12

13

14

15

16

17

18

19

20

21

22

23

24

25

26

27

28

29

30

             

機運 2005,4,23
最近フリーペーパー『IM...identity market』を作っていた頃の関係者や愛読者からメールが来たり偶然出会ったりが重なっている。WEBを除けばもう数年も動いてないというのに、未だ復刊を望む声をいただける。「協力しますよ」というありがたい声も・・・『IM』は多くの人に支えられていたのだなとつくづく思う。

先月初めに「『IM』に関しては今年は準備と人探し」と書いた時は何のあても無い状態だったのだが、4月に入って、どうやら機運が向いてきたようだ。
この風は捉えたいね。
ちょっくら帆を張ってみるかな?

一括納税 2005,4,21
オレは自営業者なので所得税は年に一度の一括納税。毎年4月のこの時期に1年分の所得税が銀行口座から引落されるのだが、無借金but無貯金経営の身に一括納税は負担が重い。ゆえに昨年までは税務署と打ち合わせの上、分割払いで払ってきた。

しかし今年は一転、ド~ンと一括納税しておいた。

いや、金回りが良くなったんじゃないよ。他の出費をクレジットに回して、税金を先に払っただけ。今までは金貸し屋に金利を取られるぐらいなら国に取られた方がマシだと考えていたけど、いまの国に取られるぐらいなら金貸し屋に取られた方がマシだなって、逆に考えるようになっただけ。

ほんと、そんだけ。

おかげで今月、生活費がギリギリになっちゃったけどね。

nehan <oyasumi> 2005,4,18
まずは来てくれたひと、ありがとう。

kiyonoのポエトリー
takumiのギター
maoのマッサージ
nakano-takumi-daisuke-katsumi-harumoのDJ
畳 蝋燭 布 お香 お酒 草木 光
お客さん
店員さん
輪と話で和
おしゃべり くつろぎ まったり ぐっすり
おやすみなさい・・・

どれかに、いや、すべてが融けたそのなかに、「気持ちいい」を感じてもらえたならば本望です。



さて、突然の話で申し訳ないのですが、主催者のクラブgreenが長期休業に入るので、nehanも今回を最後に休止させて頂きます。
「nehan」の名前で3年、前身の「chill out」を含めると足掛け5年、30回近くも開催されたこのイベント。いろんな「こんばんは」があって、いろんな「気持ちいい」が生まれて、そしてひとつにつながってザコ寝した・・・いろんなひとの記憶に残るイベントになったと思います。
みんなありがとう。
そして、ずっと主催し続けてくれたgreenのみんなもありがとう。

それではみなさん、おやすみなさい。

「デモを取り締まれ」はいかんでしょ 2005,4,16
中国で発生している反日デモ。
その背景を書き始めたらキリがないので、今日はひとまず省かせて頂く。
で、今日のテーマは日本側の反応だ。
正直ちょっとヤバイんじゃないかな~と思っている。

もちろん暴力や器物破損に対しては断固抗議すべきだよ。
民衆に向って日本の言い分をアナウンスすることも重要だ。
でもね、「デモを取り締れ」なんて言っちゃあいかんよ。
集会の自由ってモンがあるんだから。

「デモが暴徒化したら取り締まれ」だったら問題ない。
でも「暴徒化したら」を省いたら、言論の弾圧になっちまう。
「天安門事件」(※)の時には「弾圧」を批判しておきながら、反日デモが起きたら手のひら返して“取り締まれ!”
・・・そりゃないでしょ。

「デモを取り締れ」
この言葉が平然とメディアで流れている。
本当にそう思っているのか、単に「暴徒化したら」が抜けているだけなのかは分からない。
だが集会の自由を守ろうという意識が少しでもあれば、「デモを取り締れ」なんて逆立ちしても言えないはずだ。

「デモを取り締れ」じゃなくて「デモが暴徒化したら取り締まれ」なのだと、みんな心して欲しい。
集会の自由、言論の自由、そして思想の自由。
自由を取り締まろうとしている連中がウジ虫のように増えてきている。
そんな今の日本なのだから。


(※1)ここでは1989年に起きた第2次天安門事件(6.4事件)のことを指す。天安門事件については『現代中国ライブラリィ』内の「現代中国辞典」に詳しい。

nehan 2005.4.17<information> 2005,4,15
すっかり告知するのを忘れてましたが、あさって日曜夜に恒例アンビエント・イベントnehanがあります。

詳しくは ホームページをご覧ください。

竹島問題を冷静に考える<3:ウルルン島> 2005,4,13

ここに掲載しておりました文章は削除させて頂きました。
整理後ブログにてあらためて発表いたします。



『identity market on BLOG』

[http://blog.identitymarket.net/?eid=131921]

竹島問題を冷静に考える<2:地理> 2005,4,10

ここに掲載しておりました文章は削除させて頂きました。
整理後ブログにてあらためて発表いたします。



『identity market on BLOG』

[http://blog.identitymarket.net/?eid=131921]

竹島問題を冷静に考える<1:序> 2005,4,9

ここに掲載しておりました文章は削除させて頂きました。
整理後ブログにてあらためて発表いたします。



『identity market on BLOG』

[http://blog.identitymarket.net/?eid=131921]

後記 ヨハネ・パウロ2世 2005,4,7
実を言うとオレはカトリックの高校と大学を出ている。しかも大学は日本で最初に設立された(※)カトリックの総本山となっている学校だ。
それゆえ信者でないにもかかわらず、カトリックに接する機会が多かった。
外国からやってきた神父も、少年時代から身近な存在だった。

だからカトリックが数多くの民を導いてきたことも、その中から多くの偉人を産み出してきたことも少しばかりは知っている。
そして信者ではなく決して優秀でもなかったオレを受け入れ育ててくれたことに対しては、感謝の念をも持っている。

しかし、それだからこそ、厳しい苦言を呈するのだ。
亡くなったローマ教皇を責めるという最大級の非難を浴びせるのだ。
恩師に対する恩返し。
どうか受け取って頂きたい。


(※)16世紀の一時期、フランシスコ・ザビエルの時代にもカトリックの学校があったらしいので、正確に書けば「近代日本で最初に設立された」である。

続 ヨハネ・パウロ2世 2005,4,6
ヨハネ・パウロ2世の葬儀が連日テレビで流れている。CNNに至ってはほとんどバチカン中継一色。キリスト教社会においてローマ教皇がいかに大きな存在か、あらためて思い知らされた。
そんな中、NHK製作の特集番組を観た。内容は彼のここ数年の言動を振り返るもの。当然ながら焦点はイラク戦争。戦争回避に向け彼がいかに努力をしてきたか、詳しく紹介するものだった。
だが我々人類は、彼がしてきたことだけでなく、彼がしてこなかったことにも目を向けねばなるまい。

彼なら出来た。いや、彼だけが出来た。
ブッシュを支える熱心なキリスト教徒達に、戦争に賛成するなどけしからんと叱ることが。
ただちに戦争反対に回りなさい。そしてブッシュを諌めなさいと説くことが。
そしてイラクへの先制攻撃に賛成するのなら、私はあなたを破門すると脅すことが。

これは内政に干渉する行為かもしれない。だがこれは「神」を戦争に利用せんとする教徒達を指導者が諌める行為でもある。ましてや教徒達が行おうとしているのは先制攻撃という非道。たとえ内政干渉であったとしても、ローマ教皇にはこれを行う権利があった。いや、ブッシュの基盤がキリスト教にある以上、これはキリスト教の頂点に立つ者が全人類に対して負っていた義務だった。

ところが彼はしなかった。信仰心厚いアメリカの教徒達に嫌われたくなかったのか。それとも彼等のもたらす様々な恵みを失いたくなかったのか。世界に訴えかける前に、ブッシュやフセインに特使を送る前に、まず最初にしなければならなかったこと:「息子」の過ちを叱るという「父親」にとって一番大切な義務を、彼は果たそうとしなかった。

そして信者達は戦争を始め、多くのイラク市民が犠牲になった。「大量破壊兵器」がデッチ上げだということも明らかになった。
それでも彼は教皇の地位からすれば黙認に等しい声明を出しただけだった。

結局彼は義務を果たすことなくこの世を去った。
伝統にのっとった盛大な葬儀にはブッシュも参列を表明。今なお異教徒との戦争を指揮するこの大統領の参列を、バチカンは何のてらいもなく受け入れた。
この戦争が正式に認められた。ブッシュも彼を支えてきた教徒達もそう胸を張るだろう。

バチカンに認められたキリスト教徒達が更なる戦争を起さぬよう、今は願うのみである。

ヨハネ・パウロ2世 2005,4,3
宗教は戦争の導火線になることはあっても消火栓になることはない

戦争の醜さを肌で知るこのポーランド人法王には少なからず期待をしていた
だが彼は黙認した
信心深い新大陸のキリスト教徒達が“神に祝福された”戦争を始めることを
バチカンの周りに住むローマ市民達が“神に祝福された”戦争に加わることを

ささやかな声明は出した
だがそれは信徒達に与える終止符ではなく
己に与える免罪符でしかなかった

4月2日
ヨハネ・パウロ2世死去

彼が病死するまでに少なくとも1万7千人のイラク市民が戦死した


<参考資料>
『IRAQ BODY COUNT』(2005、www.iraqbodycount.org、2005年4月3日掲載版)[http://www.iraqbodycount.net]

暴動と制裁 2005,4,2
北朝鮮で行われたサッカーW杯予選で、審判の判定に腹を立てた数千人の観客たちが、叫んだり物を投げたり試合中から大騒ぎ。試合後も乱入するわ取り囲むわ。警察官も「金日成スタジアム」の名も何のそのの暴れっぷり。

いや、暴動はいかんよ。
でもアノ国でもこんな事があるんだなと、
それでもみんな生きているんだなと、
正直、なんかホッとした。

そして同時に、こういう北朝鮮の生きた部分を味方につけない限り、諸問題の解決は有り得ないと思った。
つまり“制裁”では敵にまわすだけだということだ。


<参考資料>
『朝日新聞2005年3月31日<西部本社第10版38面>』(朝日新聞社、2005)

?アイコン 2005,4,1
タイトルの左に表示されるアイコン。
『裏凡』開始当初(2003年7月)に書いた通り、これは内容を示すもの。
 ♪アイコン:音つながり……音楽がらみ
 水滴アイコン:水いじり……水棲動物飼育がらみ
 トンボアイコン:里めぐり……旅がらみ
 IMアイコン(白いマーク):identity market……identity market(フリーペーパー、印刷)がらみ
 ?:その他……上記以外の雑記
となっている

・・・・・・はずだったのだが、いつの間にか社会批評をIMアイコンにしてしまっていたデス。

先月から戻したので、こういう事を気にされる方はお知り置きくださいませ。