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2006,8,2 『identity market on BLOG』

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おまけの日。 2004,2,29
今日は4年に1度のおまけの日。日記もちょいとひと休み。ヨシノボリ君とのにらめっこでもどうぞ。

「脅威」の裏で笑う者 2004,2,28
「北朝鮮の脅威があるからアメリカに従わざるを得ない」という世論が理解できない。
東アジアが安定したら一番損をする国に従って何が解決するっていうんだい。

北朝鮮の脅威がなくなれば、もちろん韓国は得をする。中国だって、ロシアだって得をする。4国の十字路に位置する北朝鮮。この国が開かれれば、シベリア東部の資源、中国の労働力、韓国と日本の技術力が直結することになる。そして日本海を囲む新たな経済圏へと発展していく。どの国にとってもオイシイ話だ。

逆にアメリカは損をする。韓国と日本に米軍を置く根拠がなくなる。新旧のライバル国、ロシアと中国の発展にもつながる。・・・つまり政治的には何もメリットがない。
経済的なメリットも、人口わずか2200万の北朝鮮国民がアメリカ製品を買ってくれるようになる程度。露中韓日の経済的脅威は間違いなく増大する。将来的には強力なブロック経済圏すら出現しかねない。・・・全く割に合わないのだ。

北朝鮮を生かさず殺さず、「脅威」をこのまま維持すること。これがアメリカの国益にかなう唯一の道だ。アメリカが国益を犠牲にしてまで他国に協力するような国でないことは、環境問題への対応ひとつとっても明白だろう。

おととし9月、電撃的な日朝首脳会談によって北朝鮮問題が大きく進展した時、アメリカがどういう態度をとったか覚えているだろうか?
「核開発疑惑」を突然持ち出し、交渉の更なる進展に歯止めをかけようとしたのだ。さらには拉致被害者曽我さんの夫、元米兵ジェンキンス氏の帰国後の扱いについても強硬姿勢を崩さず、道を開こうとしなかった。
アメリカに従っている限り、北朝鮮問題は決して解決しないだろう。
アメリカの本音は現状維持。
金成日氏がアメリカとの単独交渉にこだわるのも、もちろんそれを見抜いているからだ。

東アジアの平和を願うのは東アジアの国々だ。
北朝鮮の「脅威」など全く関係ない。関係ないどころか「国益」に合致さえする太平洋の向こうの国なんか無視して、我々東アジア諸国の手で平和への道を切り開くべきではないだろうか。

ちなみに、(こんな言葉は嫌いだが)いざという時の軍事的抑制力も、露中韓日4国どころか中国1国で充分確保されているということを、最後に確認しておこう。

号外 2004,2,27
オウム真理教・麻原彰晃に死刑判決・・・と号外が配られていた。

なんでこんなことで号外配るんだろ。納得できん。

いや、一連のオウム事件は大事件だったと思うよ。
でも、今日判決が出ることはあらかじめ分かってたし、死刑になることも決定的だったはず。
何の速報性も意外性もないし、この判決が一国の未来を左右するわけでもない。(もう既に左右されてしまった)
つまり号外を出すに値しないニュースだ。

号外に値するニュースとは、例えば「阪神淡路大震災」。
大地震によって神戸の街が崩壊。死傷者甚大。しかも早朝に起きたから朝刊には載ってない。
・・・これだったら号外を出す意味がある。
今だったら、例えばイラクで自衛隊が人を殺したら、自衛隊こと日本軍による戦後初の殺人になるわけだから号外に値するだろう。

もし「麻原彰晃に無罪判決!」だったら、そりゃびっくりの号外モンだ。
だが、予想通りの死刑判決が出ただけだ。

なんでこんなことで号外配るんだろ。
おそらく真の目的は新聞の宣伝なんだろね。
“春の部数アップキャンペーン”みたいな・・・。
もちろんどんな「号外」にも宣伝性はあるよ。
でもこれは露骨すぎるね。オウムの事件に便乗してるだけ。
そこにあるのは、ジャーナリズムなんかじゃなくて、厚かましいだけの商魂だ。

くだらん。

スリップ注意 2004,2,26
逆にこの標識は傑作だと思う。
どことなく不気味。スリップしたら恐いなと万人に訴えかけるデザインだ。
よく考えてみるとタイヤの跡が交差するのは物理的におかしいんだけど・・・
あ!
この車はスリップして異次元にいっちまったんだ!
異次元っていうより霊界かな?死後の世界にスリップアウト。   ・・・宙に浮いてるし。

深い!   ・・・かも

新・落石注意 2004,2,25
例えばこんな意匠がよろしいのではないかと・・・・・・うむむ、デザインは難しい。

落石注意 2004,2,24
「落石注意の標識って意味ないよな。上から石が落ちてきたらもう遅いって。」
こんなことを言う人がたまにいる。
「落石注意」=崖から石が落ちてくるかもしれんから注意!
だと勘違いしているのだろう。
車に乗らない人ならそれでも構わんが、峠道でハンドルを握りながら言う人がいるから恐ろしい。
「落石注意」=崖から落ちた石が道路にあるかもしれんから注意!
だと慌てて教えることになる。

誤解している人を無知だと責めるのは簡単だ。だが、誤解しても仕方がない、いや誤解して当然だとさえ思う。なぜなら標識のデザインが悪いからだ。
この標識の絵は石が落ちてくる瞬間を描いている・・・と誰でも思うはずだ。よ~く見れば一番下の石は「落ちてくる石」ではなく「落ちている石」なのだが、絵描きか看板マニアでもなければ気付くまい。

平面デザインで一番大事なのは、的確に「伝えたいこと」を伝えることだ。「伝えたいこと」は標識のように具体的な場合もあれば、ブランドコンセプトのように抽象的なこともある。いずれにせよ見た人に伝わらなければ意味がない。もし誤解されてしまったのなら、意味がないどころかかえって悪影響。そんなデザインはない方がいい。

「石が落ちてくるかもしれないから注意!」だと勘違いしている人が、スピードを落さずに車を走らせ、道路に落ちていた石に衝突し、あるいは石でタイヤを滑らせ、大きな事故となってしまった。・・・この標識がいつから使われているのか知らないが、いったい今まで何件の事故が起きてしまったのだろう。・・・考えるだけでも恐ろしい。

いくら洗練されていようが、誤解されるような標識は危険なだけ。
即刻退場!

WEBという新大陸 2004,2,23
ホームページの更新に苦労している。
ウチのHP『identity market on WEB』の更新だ。

実はこのHP、オレ自身が管理するようになったのは昨年夏、この日記を書き始めた頃から。それまではすべて他人任せだった。歴代の製作者がコンテンツの新設や更新をしてきたので、コンテンツによって製作者も違っており、そのためデザインに統一性が無く構造も分かりにくい。

自分自身で管理するようになってから問題の解決に向けて取り組んできたのだが、これが想像以上に難しい。
特に苦労しているのはデザインの問題だ。オレは印刷物の製作を主な仕事としている。つまり平面の印刷デザインについては一応プロだ。しかしWEBという新大陸では印刷デザインの考え方が全く通用しないのだ。

印刷の世界は90年代後半に劇変した。DTP革命:すなわち印刷の全ての工程にパソコンが導入されたのだ。これによって印刷デザインもパソコンで行うようになった。
だが、これによって激変したのは印刷物の製作手順:打ち合わせから印刷に至るまでの作業の進め方だ。デザインそのものについては、写真や書体(フォント)がコントロール出来るようになったという変化はあったものの、デザインの基本はアナログ時代と変わらなかった。道具は変われど、紙とインクで出来た印刷物を作るという点では全く変わっていないのだから、当然といえば当然のことだ。

だが、WEBデザインは印刷デザインと道具は同じでも作るものが違うのだ。スクロール、フレーム、アニメーション、サウンド、リンク・・・。印刷デザインでは考えられない世界が広がっている。一方で印刷デザインでは厳密に管理するタテヨコの座標:つまり文字や罫線、イラストの位置が決まらない。ブラウザの種類や設定、パソコンの機種によって表現が変わってしまうから、そもそも位置を決めるという発想が無いのだ。色の管理についても同様だ。

作るものが違うからデザインも変わる。基本どころか発想からして全く違う。
さらにHTMLという新言語も習得しなければならない。
30代半ばの既に柔軟性を失いつつある脳ミソにとっては荷が重い。難儀するのも当然か。

ま、ボチボチ理解していくしかあるまい・・・と思っている。

かみなり 2004,2,22
「かみなり」という言葉を知った。
「×子」サンに代わって増えた女性の名前・・・「~か」「~み」「~な」「~り」で終る名前の総称として使う。そう言われてみると確かに多い。誰が作った言葉か知らんが、上手いことを言うモンである。

オレの世代は「×子」さんばかりだった。試しに小学校の卒業アルバムで調べてみたら、女子19人中14人が「×子」サン。逆に「かみなり」サンは残り5人中1人もいない!・・・うむむ、時代とは恐ろしいものだ・・・。

「×子」サンに代わって一世を風靡した「かみなり」サン。しかし進化は止まらない。おなじみ明治生命(現明治安田生命)発表の『名前ランキング2003』によると、2003年の名前ベスト10は「陽菜」「七海」「さくら」「凛」「美咲」「葵」 「萌」 「美月」 「彩花」 「真央」 「菜月」。同社発表の『生まれ年別名前ベスト10』を見ても分かる通り、「かみなり」サンも既に廃れつつあるのだ。
ちなみに「×子」サンといえばベスト100(正確にはベスト116)でわずか4つ。もはや無形文化財モンである。

ついでにオレの過去オンナの名前を思い出してみた。
するとびっくり、半年以上続いた相手約10人は「×子」サン、「~み」サン、「~り」サンが各3~4人。他は全くいないではないか!
短期で終った相手も、思い出す限りでは、やはりこの3つのいずれかだ!
うむむ。偶然とは思えん。何か理由があるんだろうか?


<参考資料>
『名前ランキング2003』『生まれ年別名前ベスト10』(明治安田生命ホームページ、2003/2004)
明治安田生命ホームページ(http://www.meijiyasuda.co.jp.)>わたしたちのプロフィール>その他お知らせ>名前ランキング2003
(先方サイトでリンク規定が確認できませんでしたので、リンクは避けておきます。)

なぜCDが売れないのか?<その3> 2004,2,21
<昨日より続く>

とにかくレコード会社は自らアルバムの価値を落としてしまった。
1枚のアルバムをじっくり楽しむ。そういう楽しみ方は今や過去。ベスト盤にまとめて二束三文。アルバムを無視した楽曲のモノ扱いは、CDの中身だけコピーし、あるいはヒット曲だけをネットで落とし・・・それだけで満足してしまう新しい音楽ファンを産み出してしまったのだ。

実はCDの販売枚数は8センチのCDシングル(これこそベスト盤が乱発される時代に買う価値は無い)を除けばさほど減っていない。かつて貸レコード屋叩きに走った時と同じように、レコード協会が「被害」を強調するために「減っている」と叫んでいるだけだ。

しかし、今後回復に向うのか?それもと本格的な減少に転ずるのか?
銭勘定しか頭にないレコード会社&協会が自分で自分の首を締めている事に気付かない限り、結果は後者になるだろう。

もっともフリーマーケットでCDを売ることすら認めていない連中。気付く事に期待する方が愚かというものかもしれない。

<おわり>


<参考資料>
RIAJ 社団法人 日本レコード協会ホームページ

なぜCDが売れないのか?<その2> 2004,2,20
<昨日より続く>

だが最近、楽曲以外の要素が無視されつつある。いや、「アルバム」の価値自体が落とされつつある。それもレコード会社自らの手によって・・・。

そのイイ例が、すぐに「ベスト盤」を作ってしまう悪しき傾向だ。昔はベスト盤はベテランの証しだった。10年活動してはじめて「初のベスト盤!」だったのだ。ところが最近はたった3,4年でベスト盤が出てしまう。これではリリースのたびにアルバムを買うのがバカらしくなる。

さらにひどいのは様々なミュージシャンを集めたオムニバス形式の「ベスト盤」だ。安易なテーマのもと古今東西のヒット曲をかき集め、いかにも安っぽいジャケットを付け、ハイ!一丁あがり! しかもこれを売るのがテレビショッピング。こんなことしておいて「音楽文化の健全な発展のためには、音楽を創造するアーティストや作詞家、作曲家の権利をしっかり守る必要がある(※)」なんて、よくぞ言えるものだと呆れてしまう。

レコード協会とレンタルショップとの取り決めもおかしい。ミュージシャンのプロモーションを担うビデオのレンタルを禁止し、その一方でCDをジャケットなしで貸し出すことを認めてしまう。銭勘定しか頭に無いからこうなるのだろう。アルバムを大切にしようという姿勢、そしてミュージシャンを育てようという姿勢が無いのだ。

<明日に続く>

(※)「LOVE THE MUSIC SAVE THE MUSIC」(RIAJ 社団法人日本レコード協会ホームページ,2004)より

なぜCDが売れないのか?<その1> 2004,2,19
レコード会社がデジタルコピーやネット配信を防ごうと躍起になっているようだ。
CDにワケのわからん細工をしたり、配信会社相手に訴訟を起こしたりと、あれやこれやと精を出されている様子。
そうすればCD売上が上がると本気で思っているんだろうかねぇ?
根本的な原因は他にある・・・レコード会社自身にあるっていうのにねぇ・・・。

CD売上減少の根本的な原因。それはレコード会社がミュージシャンとその楽曲を粗末に扱っていることにある。
人は価格に見合う価値があると判断したモノを買う。逆に価格に見合わないと判断したら買わない。当り前の法則だ。だからCDも買う価値があると考えれば買うはずだ。
だが、売上は減少している・・・すなわちそれは「価値がない」が増えている、ということなのだ。

ここでCDの「価値」とは何か考えよう?
まずは1曲1曲の楽曲。次に1枚のアルバムとしてのコンセプト。それからジャケットのアートワークや歌詞、クレジット、その他の言葉。そしてミュージシャンへの共感や応援を実感できる度合い。これらを全部ひっくるめCDの価値が決まるのだ。
いや、本来決まるはずなのだ。

<明日に続く>

なのに 2004,2,18
日本人の平均年齢は41.3才。人口は1.27億人。
みんな合わせれば52億才。・・・・・・地球より年上だ。

地球人の平均年齢は26.4才。人口は63.25億人。
みんな合わせれば1670億才。・・・・・・宇宙よりずっと年上だ。

なのにねぇ・・・

選挙権 2004,2,17
アメリカが世界を支配しているというのに、我々非アメリカ国民はアメリカ大統領を選ぶ権利すら持っていない。
これは民主主義ではない。

訂正 2004,2,16
マスコミ各社の報道にて誤字がございましたので、ここに訂正しお詫び申し上げます。

誤)イラク支援
正)イラク介入

[解説]
対立がある中において特定の勢力に加担する事を、日本語では「介入」といいます。
軍隊を以ってそれを行う場合、特に「軍事介入」といいます。

シルバー金魚 2004,2,15
金魚すくいの金魚はどれくらい生きるのか?
という面白い記事が新聞に出ていた。

「東京海洋大学の岡本教授(魚病学)ら体験談を募ったところ」、「年齢や寿命が分かった約4400匹のうち、約半数が1年以内だったが、15年以上生きたものも約90匹おり、最長寿は32年だった」・・・そうだ。
裏付け調査なしのアンケート結果をそのまま信用するわけにはいかないが、15年程度はさほど稀でない事は確かなようだ。

そしてギネスブックでは、最長寿記録はなんと43歳!・・・とのこと。
信じられない記録だが、鯉は普通で20年、稀には80年も生きるというから、それぐらい生きた金魚がいても不思議ではない。

それにしても1年以内に半分死んでいるというのは、やっぱ死にすぎ、というより死なせすぎやね。金魚は個体差が大きい魚なので、飼い方が悪くなくても徐々に死んでいく。だが1年で死ぬ割合はせいぜい1割だろう。残りの4割は飼い方がまずくて死なせてしまったのだ。

まあ、この記事を読んで「金魚すくいの金魚はすぐに死んでしまう」のではないと気付いてもらえればそれでいいかな。

ところで記事に「金魚を育てる三つのコツ」とやらが出ていたが、一番肝心なコツ「移動や換水する時は水温を合わせる」が抜けていたので、ここに補足しておきましょう。
ついでにおまけ。「なるべく金魚に触らない」。水槽から出すたびに寿命が縮むと心得よ!デス。

ちなみにオレの記録は9年。まだまだだぁね。


(※)『朝日新聞2004年2月8日<西部本社第10版33面>』(朝日新聞社、2004)

<参考資料>
『日本の淡水魚(改訂版)』(山と渓谷社、1989,2001)

発展途上 2004,2,14
Internet Explorerをver5からver6にバージョンアップしたら不具合が頻発。
設定の問題かなと思ったら、どうやらそればかりでもないらしい。

他のソフトにもいえることだが、バージョンアップすると機能によっては前よりダメになってしまうことがよくある。
パソコン自体がまだ発見途上の技術だから仕方がないとあきらめているが、あやふやな段階でバージョンアップなどせず、時間をかけて確実なバージョンアップを心がけて欲しいと切に願う。

グラミー賞発表<補足の補足> 2004,2,13

ここに掲載しておりました文章は削除させて頂きました。

グラミー賞発表<補足> 2004,2,12

ここに掲載しておりました文章は削除させて頂きました。

グラミー賞発表 2004,2,11

ここに掲載しておりました文章は削除させて頂きました。

ナショナル・パスタイム<その4> 2004,2,8
<2/4より続く>

観客動員数65,755人。これは最高記録でも人気チームの平均でもない。NFL全チームの、レギュラーシーズン全256試合の平均動員数だ。動員率(入場者数/席数)も9割を超えるという。マイナス10℃以下や吹雪といった悪条件でも試合が行われていることを考えれば、これは驚異的な数字である。
TV中継の平均視聴率も10%を超える。NBAやMLB(大リーグ)は3%未満。いくら試合数が違うといっても差は歴然としている。
ほとんどの球団が赤字経営で身売りが絶えないMLBに対し、フランチャイズ移転はあっても在ン十年というオーナーがゾロゾロいるNFL。成功しているのはどちらか言うまでもないだろう。
とにかくNFLの強みは平均点の高さ。まさにハラス氏曰く「共有の精神が利益をもたらす」なのだ。

まだ記憶に新しい大リーグのストライキ。1シーズンを棒に振った10年前のこの出来事は、サラリーキャップ制の導入を巡るオーナーサイドと選手サイドの対立が原因だった。結局、このストライキはファンの失望と野球離れしか産み出さなかった。そして資本主義にこだわる“ナショナル・パスタイム(国民的娯楽)”大リーグの人気は下降し、「共有の精神」NFLは益々の隆盛を得たのである。



NFLの説く「共有の精神」。この言葉をブッシュ大統領以下全アメリカ国民に噛みしめてもらいたい。
地球レベルで噛みしめてもらいたい。
もちろん我々非アメリカ国民も噛みしめるべきである事は言うまでもない。

<おわり>


<参考資料>
NFL JAPAN OFFICIAL WEBSITE

2004,2,7
狂牛病で牛丼が無くなって、インフルエンザで親子丼が無くなれば、次に海鮮丼の時代が来るのではないかと密かに期待している。
海鮮丼が280円になるのなら、牛丼なんてもういらんです。

岬めぐり 2004,2,6
あんま岬へ行きすぎると、文章書けてもフリ-ペ-パ-作れなくなっちまうんだよね。

2004,2,5

に、行くのが好きだ。

フツウなのか?
ヘンなのか?

マトモなのか?
ヤバイのか?

ホンノウなのか?
ボンノウか?

分からない。

ただ、
内なる何かを鎮めるため、
或は、
湧き立たせるため、

誰もいない、
岬、
に、いる。

或は、
に、在る。

*

「人類に足りないものはなんですか?」

ナショナル・パスタイム<その3> 2004,2,4
<昨日より続く>

ここで 『NFL JAPAN OFFICIAL WEBSITE』 の「NFLとは」コーナーにある「NFLの組織」(直リン) (▲参照)を読んで欲しい。NFLに創設期から関わってきた故ジョージ・ハラス氏の演説だ。NFLの理念について語ったこの名演説は、20年の時を経た今となってなお、プロスポーツのあるべき姿を示していると思う。

末尾の解説にもある通り、NFLは入場料、TV放映権料、スポンサー料、グッズ売上などの売上全てをリーグ機構が一括管理し、全チームに平等に分配している。これはスーパーボウルを含む全試合に適用される。またチーム間の実力格差を無くすため、徹底したドラフト制度とサラリーキャップ制度(※)を実施している。

共産主義を忌み嫌い、資本主義と自由競争を崇拝するアメリカにあるまじきシステムだ。
しかしこれらのシステムこそが、NFLを全米一のプロスポーツに押し上げる結果をもたらしたのである。

まず1936年にドラフトが始まった。世界で最も長い歴史を持つこのドラフト制は、前年最下位のチームから指名を行うことにより戦力均衡と好試合を、そして観客と利益の増大をもたらした。
1961年に始まったTV放映権料の一括管理と平等分配は、強力な交渉力と放映権料の増大、地域間格差の解消、そして何よりも各チームの人気上昇をもたらした。
10年前に始まったダメ押しとも言えるサラリーキャップ制度の導入により、今やNFLは上位チームの予測すら出来ないスリリングな状態となった。おととし1勝15敗だったパンサーズがスーパーボール出場を果たした反面、昨年スーパーボール出場の両チームが揃って負け越す。何が起るか分からない面白さ。人気も上がり、ファンの応援にも熱が入るというものだ。

<2/8に続く>


(※)各チームが選手に支払う給料の総額を制限する制度。欧州サッカーや日本プロ野球のように実力のある選手が特定チームに集中する事を防ぐ役目を果たす。

(▲)『NFL JAPAN OFFICIAL WEBSITE』がリニューアルされたので、ジュージ・ハラス氏の演説は現在読めないようです。リンクしている「NFLの組織」のページ自体は今もあり、

ナショナル・パスタイム<その2> 2004,2,3
<昨日より続く>

多くのプロスポーツには常勝チームが存在する。優勝回数を重ねるのも、優勝争いに加わるのも、いくつかの「名門」チームに限られる。そしてそれ以外は、数十年に1回の「奇跡の優勝」を待つだけの弱小チームだ。

なぜか?答えは簡単だ。
ヤンキーズはニューヨーク。レイカーズはロサンゼルス。レアル・マドリードは当然マドリード。ついでに読売ジャイアンツは首都東京・・・・・・要するに大都市を押えたチームの勝ちなのだ。

プロスポーツの主な収益源が入場料、スポンサー料、TV放映権料である以上、当然、大都市のチームの方が収益が上がる。収益が上がれば優秀な選手を獲得できる。優秀な選手を獲得できれば、当然チームも強くなる。強くなれば人気も上がり、ますます収益が上がっていく・・・。こうして大都市のチームは強くなっていき、収益の上がらぬローカル・チームと差がついていってしまうのだ。

ところがNFLだけにはこれが当てはまらない。

今年のスーパーボウルで対決した2チームを例にとっても、ペイトリオッツはボストン、パンサーズはシャーロットと、共にオレの住む熊本にすら満たない都市を本拠地に置く。
他の地区優勝チームもイーグルスのフィラデルフィアを除けば似たりよったり。パッカーズのグリーンベイに至っては人口10万。最寄の都市ミルウォーキー(といってもこれも熊本以下の地方都市)まで200kmという、ミシガン湖畔の堂々たる田舎町である。

常勝チームも存在しない。過去10年間にスーパーボウル出場を果たしたのはなんと15チーム!全32チームのほぼ半分が出場を果たしているのだ。

これには当然カラクリがある。
共産主義という意外なカラクリが・・・

<明日に続く>

ナショナル・パスタイム<その1> 2004,2,2
スーパーボウルが終った。
ニューイングランド・ペイトリオッツ32-29カロライナ・パンサーズ
NFLらしい、まさに「劇」的な展開の連続。そして試合終了4秒前まで同点という接戦。
・・・楽しませてもらった。

実はここ10年弱、ほとんどNFLを観ていなかった。いや、観ることが出来なかった。
熊本に転勤したため、日テレ水曜(だったっけな?)深夜のNFL番組が観れなくなってしまったのだ。多くの有名選手を輩出しているにもかかわらずスポーツへの関心が低い熊本、外国のスポーツにスポンサーなどつくはずもない。当然、NFLの放映も無かった。

衛星・ケーブルテレビが普及するにつれ、NFLもこれらニューメディアでバンバン放映されるようになった。そして昨年末、ひょんな事情からウチでもケーブルを敷くことになり、ようやく再びNFLを観れるようになったのである。

というわけで、レギュラーシーズン最終節からだったが、10年ぶりに楽しませてもらったNFL。チームどころか地区まで増えて、何が何だか浦島太郎。
そして強いチームが10年前と様代わりしていた。
これは驚きだった。

<明日に続く>


※用語解説
NFL
=National Football League。アメリカン・フットボールの全米NO.1プロリーグ。32チームがAFC、NFCの2リーグ、両リーグはさらに各4地区に分かれている。レギュラーシーズン16試合で地区優勝を決定。さらに地区優勝チーム+各リーグ勝率上位2チームでプレーオフを争いリーグ優勝を決定する。そしてAFC、NFC各リーグ優勝チームが最後にスーパーボウルで対戦し、全米NO.1を決定する。

詳しくは 「NFL JAPAN OFFICIAL WEBSITE」 http://www.nfljapan.co.jp をどうぞ。

Where is the Love? 2004,2,1
Black Eyed Peas(ブラック・アイド・ピーズ)の「Where is the Love?」が、な、な、何とグラミー賞にノミネートされているではないか!
しかもメインのレコード・オブ・ザ・イヤーでのノミネートっていうから驚きだ。

アメリカじゃそこそこのヒットで終った「Where is the Love?」。
だがさすがに全英、全欧チャートNO.1を独走した実績は無視できなかったか?
あるいは反戦運動への風当たりが未だに強いアメリカでも、同時多発テロ後のラブ&ピースを代表する曲として評価されつつあるのか?
いずれにせよ、全米ではトップ5にも入らなかった曲だ。ノミネートされただけでも快挙だろう。

順当に行けば賞取るんは明日のスーパーボウルで国歌斉唱するBeyonce(ビヨンセ)とJay-Zの「Crazy In Love」だろうが、もし「Where is the Love?」がレコード・オブ・ザ・イヤーを取ったら一般ニュースもんやろね。“アメリカにも変化の兆し”とか見出しついちゃってね。授賞式の3日後に初来日(だよね?)公演っていうのもマスコミ的にオイシすぎる。
でも「音楽的、人道的活動を評価する賞」とやらでスティングが呼ばれているっていうし、Black Eyed Peas自身も授賞式でライブやるっていうし・・・先週の「イラクに大量兵器は無かった」も追い風だよねぇ。これはひょっとするとひょっとして・・・かも。

ちなみにオレの昨年ベストも「Where is the Love?」で決まり!
サビんトコ以外何言ってるかオレにはサッパリだけど、やっぱこの曲は聴けば聴くほどハマってくよね。
あとビデオクリップ!
とにかくカッコイイ!
んで、歌詞分かんなくてもアレ見りゃ言いたいこと分かったぜぃの★★★★★。

とにかくドカ~ンと一発かましてくれたBlack Eyed Peas。
個人的にはどこかアレステッド(Arrested Development)を彷彿させるところがお気に入り。
(最新シングル&アルバムはちょっと違うけどね)
まだ聴いたこと無い人は、彼等のサイト www.blackeyedpeas.com/を要チェック!
「Where is the Love?」はビデオクリップ付きフルコーラスで楽しめマス。



↓ビデオクリップで印象的な「Where is the Love?」のシンボルマーク。オレも1枚ペタリと貼り付け。