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写真は素人につき、クオリティは期待しないでください。そのぶん文章で頑張っている・・・つもりデス。 <2009.4.12更新> |
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ハヤ7年 「ボルネオプレコって、ジャンルで言うと…ナゴミ系かな?顔がアホのコっぽくて、お鼻がブーで、性格も能天気なので、見てるだけで、リトルなシアワセを運んできてくれる、ステキなサカナなり。」そう!まさにその通り。ヨシノボリのような賢そうな素振りはしないし、オトシンネグロのような落ち着きもない。だがハッピーなキャラでお客さんを和ませてしまうのは、コヤツらにしか出来ない芸当なのだ。ピースフルな魅力にヤラレる人が増えることは嬉しい限りである。 なお周囲に合わせて色の濃さが変わるボルネオプレコだが、前回(このページの下から3番目)の写真は黒く写りすぎで、今回の写真が普段の色。ちなみに前回の写真で右に写っているのは今回の下2枚と同一個体デス。<2007.11.1記> スクミリンゴガイ 死んでカワニナに食べられるシーンのみで登場とはあまりの仕打ち。生前の姿も掲載しておこう。 スクミリンゴガイ(学名 Pomacea canaliculata )はジャンボタニシ、アップルスネールの名でも知られる南米原産の外来種。80年代前半に食用目的で輸入され各地で養殖されたが、販売面で成功せず、放置されたものが野生化し現在に至っている。稲を食い荒らす害虫とされているが、無農薬稲作の雑草対策として活用している農家もあるという微妙な立場ゆえ、特定外来種の指定は受けていない。 この貝の魅力は何といっても立派な巨体に似合わぬスピード。大きな殻を背負っていることを全く感じさせないスムースで直線的な動きは、アメフトのラインバッカーの如く。感動的ですらあった。だがカワニナなどとは比べ物にならない程の大食漢でもあり、たった1匹で水槽内の水草を全てたいらげてしまうなど、ウチでも「害虫」の片鱗も見せてくれた。 ウチの個体は数年前に採ってきた卵が孵化して育ったもの。屋外のメダカ用プラ舟の傍に置いていたら、いつの間にか1匹だけ育っていた。今年の夏あたりから動きが鈍くなっていたのだが、10月14日、遂に永眠。カワニナ達にその身を捧げた。写真は今年の春先、元気に動き回っていた頃の雄姿である。<2007.10.26記> 【参考資料】 『九州沖縄農業研究センター』>トピックス;スクミリンゴガイ・『スクミリンゴガイのホームページ』(2007、九州沖縄農業研究センター、2007年10月26日掲載版) 川蜷賛(其ノ二) カワニナの凄さが分かるのは、何といっても死体処理のとき。魚が死ぬや否やサッと集まり、まず体液を吸い尽くしてしまう。体液が抜けて真っ白になった肉や皮もアッという間にたいらげて、最後は骨まで御完食。水槽で飼うような小魚ならば、ここまで僅か1、2日。腐らせるどころか油を浮かす間すら与えない。 死んだ魚を食べるシーンはさすがにグロいので、死んだ貝を食べるシーンを載せておこう。巨大なスクミリンゴガイもカワニナにかかればご覧の通り。殻があるせいか少し時間がかかったが、それでも3日後には貝殻だけにしてしまった。カワニナ恐るべしである。 なお「飼育が難しい」とされるカワニナであるが、ホタルの餌などという不純な目的で飼っているからそうなるのであって、実は大変丈夫で飼育も容易。夏には38℃にもなる屋外のプラ舟(当然濾過なし、エアレーションもなしだが水草が供給しまくっているので酸素は豊富)でも、メダカと一緒に平然と生きている。繁殖力も旺盛で、少なくとも千匹はいるであろうウチのカワニナは、3匹を除けば全て5年前に島根県で採ってきた7匹の子孫である。もっとも近親交配を続けてきたせいか、最近若くして死ぬ個体が増えてきた。そろそろ違う血を入れるべきかもしれない。<2007.10.26記> 川蜷賛(其ノ一) 古来より身近な河川に生息しながらも、ほとんど無視され続けてきた不遇の貝カワニナ。近年注目を集めるも、それは「ホタルの餌」という理由からであり、その不遇ぶりは相変わらず。 だが水槽で飼っていると、カワニナの働きぶりには驚かされるばかり。魚が食べ残した餌、糞、枯れた水草、そして死んだ魚。とにかく水を汚す原因となるものを片っ端から食べてくれるのだ。もちろんカワニナ自身も糞をするのだが、なぜか魚の糞ほど水を汚さない。適度に砂利に潜るので、底砂もいい状態に保ってくれる。さらにガラスに生えた苔まで掃除。つまり水換えと濾過器以外のメンテナンスを全て引き受けてくれているのだ。〔※1〕 自然界でも彼等の役目は同じであろう。すなわち河川の掃除屋だ。カワニナが河川の浄化に果たしている役割は決して小さくないはず。少なくともゲンジボタルの比ではない。掃除屋が不遇なのはどこの世界でも同じだが、もう少し評価をして欲しいものである。 ちなみに真っ黒な殻のカワニナも屋内で飼うと、写真の通り茶色の縞模様になる。これが本来の色なのだという。(ただし右上写真の手前2匹のような薄茶色になっている場合は栄養不足) 〔※1〕特に上部式の場合、いつの間にか濾過槽にも進入しメンテナンスをしていることも間々ある。 〔※2〕2009年4月の版で修正されたようです。 虹の魚 レインボーフィッシュという素敵な名前の熱帯魚。その名の通り、光の加減でブルーや虹色に輝く様は本当に美しい。正確に書くと「Rainbow Fish」は主にメラノタエニア科に属する魚の総称で、ウチで飼っている魚はネオンドワーフレインボー(学名 Melanotaenia praecox )と呼ばれている。 レインボーフィッシュの仲間の生息域はニューギニア島周辺。実は絶滅危惧種が多いのだが、幸いこの種は水槽でも増えるほど繁殖が容易なため、養殖個体が安価で出回っている。もちろんウチで飼っているのも養殖個体である。 この魚を買ったのは2002年秋。確か7匹買ったと記憶しているが、3年を過ぎたあたりから次々死亡し、去年の秋には僅か2匹のみに。次第に衰えて死んでいく様に寿命かと諦念していたのだが、残った2匹は今なお健在。間もなく飼育6年目に突入する。<2007.9.12記> 2009年1月、3月に相次ぎ死亡。享年7才前後であろう。合掌。<2009.4.8記> 沢蟹 水槽データのところに書いた通り、ヨコエビを採取してきたら一緒に採った水草にこのサワガニが紛れていた。30℃の水温には耐えられないだろうと思っていたのだが、予想に反して順調に成長。5月の採取時には1cmだったのが今は2cmと2倍になった。当初は1cm足らずの小さなヤツがもう2匹いたのだが、いつの間にか失踪。コイツに食われたに違いない。 ヨコエビもほとんど食い尽くし、今は川魚用の乾燥餌を器用な手つき(ハサミつき?)で食べている。だが、乾燥餌だけでは育たないだろう。そろそろ餌のことを考えてやる必要がありそうだ。<2007.9.1記> 岩の隙間で動かなくなっているのを発見。死んだかと思ったが、別の場所からモゾモゾと御本人。そう、これは脱皮した抜け殻だったのだ。それにしても大胆な脱ぎっぷりだ。<2007.10.26記> 2008年春、いつの間にか消えていた。水槽回りで干からびているかと思ったが、1年経った今も死骸は見つからず。もしかしたら屋外まで大脱走キメたのかも・・・<2009.4.8記> にらめっこ 「2003年の春に地元で採った」と先日書いたが大間違い。コイツは2002年の秋、大分県のとある川で採ったヨシノボリ。生息場所から考えて陸封型のルリヨシノボリだと推測されるが、ヨシノボリはどの種も似ているので判別には自信ナシ。立派な面構えのように見えるが、この写真の撮影は2004年2月だから、まだ推定年齢1才半の若かりし頃の御近影デアル。 当時は全部で5匹おり賑やかな集団生活を送っていたのだが、4才を迎えた時はコイツとメス1匹の2匹に。その相方にも先立たれ老いて余生を送っていたが、4才半となった昨年末、遂に力尽きた。 なお一番下の写真のヨシノボリはたぶん若かりし頃のコヤツだと思う。<2007.9.12記> ボルネオプレコ 学名 Gastromyzon punctulatus 。近縁種ホンコンプレコと同じくプレコと呼ぶが、ナマズ目のプレコとは違い、コイ目ドジョウ科の熱帯魚。姿もかわいいし動きもユーモラス。普通に売られていて価格も安い。それなのにGoogleで検索をかけても67件しかヒットしない。コリドラスは18,000件、ディスカスは25,300件もヒットするというのに・・・。(いずれも2004年2月28日現在) あまりに不遇なんでココに写真掲載。うまく撮れなかったので載せてないが、背中が縞模様になっている個体もいて、「実際に現地でもこれら二つのタイプは混棲〔※1〕」しているらしい。<2004.2.28記> その後・・・・・・ 左の個体:2006年春、行方不明に。岩の裏で死亡後カワニナの餌になったと思われる。 右の個体:健在。上の「続・ボルネオプレコ」参照。<2009.4.12記> 〔※1〕『東南亜細亜掬魚紀行』>フィールドリポート>Serian(2000-2002、Ichiro Ueno、2002.3.5更新版)[http://www2.neweb.ne.jp/wc/i-ueno/taeniata2.html] 茶色いスジエビ 熊本市内の某湖から獲ってきたスジエビの中に1匹だけ混じっていた茶色い個体。何ヶ月飼っても茶色いままだったので、ヌマエビのような一時的な変色ではないようだ。図鑑でもネットでも見たことが無い。もしかしたら珍しいものかもしれない。 2003年11月、死亡する直前に撮影。(弱って動きが鈍くなったので撮影できたのデス)<2004.1.17記> のぞきみ 2002年12月撮影。ヨシノボリ(左)がオトシンクルス(右)を襲う決定的瞬間!・・・・・・ではなく熱いキスを交わす瞬間!?真相はともかく互いに無関心な両種がここまで近づくのは珍しい。そして、物陰に隠れラブシーンを覗き見する黒メダカ。物欲しげな目の奥で何を思っているのやら。 それぞれ別の水槽に移ったが、三者とも今なお健在。スケベは長生きということか?<2004.1.17記> その後の顛末・・・・・・ オトシンクルス:2005年春死亡。オトシンネグロに比べれば遥かに短命であった。 ヨシノボリ:上の「にらめっこ」参照。 黒メダカ:屋外のプラ舟に移ってから子宝に恵まれ、子孫繁栄の礎を築く。<2009.4.12記> |
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