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水いじり

水槽データ

N4水槽に3種追加。アジアンな水槽になりました。
<2010.5.17更新>
<屋内>
N1.川魚水槽

サイズ:600×290×360
濾過システム:上部式
濾材:セラミック石+珊瑚砂+ウールマット
照明:20W蛍光灯1本(冬季朝方のみ僅かに日光直射)
追加エア:450mmライン1本+スポット1本
冷却:パソコン用ファン(5月~10月)
底砂等:大磯砂+南国砂+五色石+珊瑚砂、小石、貝殻、流木
水温:30℃以下(最低は12℃程度)
pH値:7.0~7.5
硬度(GH):15~20
換水:月2回・1/3~1/2換水
動物:カワムツ2匹、フナ1匹、カワニナ約15匹
植物:△オオカナダモ、△ウキクサ


N1川魚水槽
 約30年前に買った、私の原点というべき水槽。黒く塗ってあるが、枠の色は当時の標準色:青。・・・が遂に水漏れ。同サイズの新水槽に交換した。
 採取から8年弱。事故(飛び出し、長時間停電等)以外では死ぬことのなかった強健魚カワムツも6年を越えたあたりからポツリポツリと死ぬようになり、いよいよ残るはあと2匹。野生では3~4年の命というから、飼育下でその1.5倍生きると考えても5~6年。「寿命」という考えは持たぬようにしているが、ご老体であることは確か。夏場の高水温を乗り切ってくれるか、毎年のことながら心配である。
(2010.5.15)

〔※〕写真は04年2月。カワムツと共に写っているヒブナは05年に、タカハヤも07年夏~08年夏に相次ぎ死亡。(水草の陰に隠れて写っていないが)現在の混泳はフナのみとなっている。
N2.調整水槽

サイズ:400×245×280
濾過システム:スポンジフィルター
濾材:スポンジ
照明:20W蛍光灯1本(冬季朝方のみ僅かに日光直射)
追加エア:スポット1本
冷却:パソコン用ファン(5月~10月)
底砂等:南国砂+海砂、小石、貝殻、流木
水温:30℃以下(最低は15℃程度)
pH値:7.0~7.5
硬度(GH):6~8
換水:月2回・1/3~1/2換水
動物:ミナミヌマエビ数十匹、カワニナ数十匹、他
植物:アヌビアス・バルテリー、オオカナダモ、ウキクサ

N2調整水槽
 他の水槽で飼えなくなった生物や増えすぎた生物を移して飼う調整用水槽。かつての主サワガニは昨年春に脱走。N4水槽から引越してきた寡婦ヨシノボリも今年の初夏に逝去。現在はS2プラ舟で大増殖中のヌマエビを随時移動。カワニナとともに飼っている。
(2009.9.6)
 ヒーター無しで冬を越せるか試しに入れていた水草アヌビアス・バルテリー。成長はしなかったが、どうやら冬は越せたようだ。
(2010.5.16)
N3.熱帯魚水槽

サイズ:600×300×360
濾過システム:上部式
濾材:セラミック石+珊瑚砂+南国砂+ウールマット
照明:20W蛍光灯2本
追加エア:450mmライン1本
冷却:パソコン用ファン(5月~10月)
加熱:水槽用ヒーター(11月~4月)
底砂等:南国砂、小石、珊瑚殻、貝殻、流木
水温:20℃~30℃
pH値:7.0~7.5
硬度(GH):7~9
換水:月2回・1/3~1/2換水
動物:ブラックネオンテトラ10匹、サカサナマズ3匹、コリドラス8匹〔パレアトゥス3匹、シミリス1匹、エクエス(ベネズエラヌス)3匹、ステルバイ1匹〕、クーリーローチ2匹、ホースフェイスローチ3匹(?)、ヌマエビ1匹、カワニナ推定50匹
植物:アヌビアス・バルテリー、クリプトコリネなんとか、ウィローモス、ウキクサ、オオフサモ(特定外来生物飼養等許可あり)
熱帯魚水槽

 コリドラスとサカサナマズは購入から7~8年のご老体だが、台風による長期停電で調子を落とした2004~5年を最後に1匹も死んでいない。肌のハリやツヤは下り坂。食事中にも休憩を挟むようになるなどコリドラスには衰えが目立ち始めているが、動きのキレはまだ保っており、老いてなおといったところ。ちなみにコリドラス・パレアトゥス母さんはウチの最年長である。
 1年前に加わったホースフェイスローチ3匹のうち2匹は終日砂利に潜るようになり、滅多に姿を見せなくなった。うち1匹は長らく見ておらず、死んだのでは?と最近疑っている。同時に加わったブラックネオンテトラとクーリーローチは見かけによらず丈夫なようで皆健在。ただしテトラのうち数匹は「お前タナゴか?」とツッコミを入れたくなる程のデブと化してしまい、ちと恥ずかし。
 なお2年前頃から育たなくなり急減したカワニナ
は、やはり近親交配の繰り返しがいけなかったようで、出身地が違う個体を加えてからは再び育つようになった。
(2010.5.17)

N4.底モノ水槽改め亜細亜水槽

サイズ:600×290×360
濾過システム:外部式
濾材:セラミック石+ウールマット
照明:20W蛍光灯2本
追加エア:600mmライン1本
冷却:パソコン用ファン(5月~10月)
加熱:水槽用ヒーター(11月~4月)
底砂等:南国砂+海砂、小石、珊瑚殻、貝殻、流木
水温:20℃~30℃
pH値:7.0~7.5
硬度(GH):6~8
換水:月2回・1/3~1/2換水
動物:アカヒレ15匹、ゴールドリング・ダニオ10匹、アンジェリカス・ボティア2匹、オトシンネグロ1匹、ボルネオプレコ3匹、ホースフェイスローチ3匹、ヌマエビ推定50匹、カワニナ多数
植物:アヌビアス・バルテリー、ウィローモス、ウキクサ
N4亜細亜水槽
 N3水槽同様昨春3匹加わったホースフェイスローチ。コチラは3匹共ほとんど終日砂利の中。だが最近、数ヶ月ぶりに3匹健在であることを確認した。
 健在のボルネオプレコとヌマエビは目立つものの、応接テーブル横の水槽としては地味に過ぎると、アカヒレ、ダニオ、ボティアを追加。先住民とあわせてアジアンハッピーな水槽となったが、(予想以上のペースで)ボティアがカワニナを食いはじめたのはアジア情勢の反映か?頑張れニッポン!
 で、その中にあって唯一、ブラジル原産のオトシンネグロ。実はこの水槽の立ち上げ(2003年夏)以前からいるという当水槽の最古参である。小さな体で7年半。おととし相棒に先立たれ1匹になってしまったが、その後も健気に生きている。
(2010.5.16)
N5.江津湖水槽

サイズ:450×295×300
濾過システム:外部式
濾材:(南国砂)
照明:5Wスリム蛍光灯1本(本当は4本あるが、点灯管切れのため1本しか点灯していない)
エアレーション:スポット1本
冷却:パソコン用ファン(5月~10月)
底砂等:南国砂+海砂、小石、流木
水温:30℃以下(最低は15℃程度)
pH値:7.5~8.0
硬度(GH):5~6
換水:月2回・1/3~1/2換水
動物:ミナミヌマエビ多数、サカマキガイ数十匹、カワニナ数十匹、ミズムシ、プラナリア他水棲生物類、他
植物:オオカナダモ、ウィローモス、アオミドロ
N5江津湖水槽
 江津湖(熊本市内にある小さな湖)で採った動植物だけを飼うというコンセプトで05年末に立ち上げた水槽。ろ過システムは2千円という破格値(しかも60cm水槽、2灯式蛍光灯、ヒーター&サーモ付)で手に入れた中古のエーハイムクラシック2213を使用。(2007.8.29)
 昨年秋からミナミヌマエビが急に増えはじめ、もはや真夏の湘南海岸。されどヌマエビ、過密にめげずに発情期。既に抱卵している輩もチラホラと。そろそろ分家しなければ・・・・・・
 ヌマエビ急増の賜物か?増えず滅びず細々と生きながらえていたサカマキガイもここ半年で急に増えた。大きく育つと案外綺麗な貝なので、今後の成長が楽しみである。(2009.4.9)
<屋外>
S1.放置水槽

サイズ:600×290×360
濾過システム:なし
濾材:なし
照明:なし(午前中日光直射、午後日陰)
エアレーション:なし
底砂等:なし
水温:調整なし(2℃~35℃程度)
pH値:7.5前後
硬度(GH):6前後
換水:なし(蒸発分随時補充、軒下のため雨が少々入る)
動物:
植物:
撤去
 長らく金魚を飼っていた屋外水槽。最近は魚や水草の採取時にすくった池や川の水を捨てる目的で置いていた。ボウフラの発生を防ぐためにカダヤシを数匹入れていたが、外来生物法施行により屋外で飼う事が出来なくなり、N3水槽に移動。その際タイリクバラタナゴを1匹発見。同じくN3へ。ボウフラ水槽にするわけにはいかないので、この水槽は撤去した。
(2006.8.1)
S2.メダカプラ舟

サイズ:770×480×190
濾過システム:なし
濾材:なし
照明:なし(午前中日光直射、午後日陰)
エアレーション:なし
底砂等:海砂+土+海砂、小石、流木、植木鉢
水温:調整なし(0℃~38℃程度)
pH値:8.0前後
硬度(GH):8前後
換水:なし(蒸発分随時補充、軒下のため雨が少々入る)
動物:クロメダカ十数匹、ミナミヌマエビ多数、カワニナ、サカマキガイ、水棲生物類、他
植物:オオカナダモ、ウキクサ、スイレン、ウィローモス、アオミドロ、他
S2メダカプラ舟
 夏は水温38℃にも達する過酷な環境。だが5匹のメダカは平然と繁殖し、今や子孫は数十匹。まあ水田で育つのだから当然か。だがカワニナが大丈夫なのはなぜ?
 このプラ舟は屋外にあるため水棲昆虫やその幼虫らしきものがよく居着くのだが、種類が分からないのでココでは割愛。(2007.8.29)
 昨年から爆殖中のミナミヌマエビ、未だ勢い衰えず。暑さに弱いはずのヌマエビがなぜ夏の高水温に耐えられるのか?カワニナにもまして不思議である。そしてメダカは増えなくなった。やはり卵が食われてしまうだろう。「メダカプラ舟」も今やその実ヌマエビ王国。これもある種の自然の摂理。致し方なし。
(2010.5.16)
S3.メダカバケツ

サイズ:10リッターバケツ
濾過システム:なし
濾材:なし
照明:なし(終日日陰)
エアレーション:なし
水温:調整なし(0℃~30℃程度)
pH値:7.0前後
硬度(GH):未測定
換水:なし(屋根や庇が無いため雨が入る)
動物:クロメダカ約10匹、カワニナ、サカマキガイ、他
植物:オオカナダモ

S3メダカバケツ
 上のS2プラ舟と違い庇が無い場所にあるポリバケツ。雨水が入るため水を足すことはあまりなく、日陰にあるためアオミドロが茂り過ぎることもない。日の当たらない場所にあるが、オオカナダモはプラ舟よりコチラの方がよく育つ。
 07年夏から撤去してあったが、S2プラ舟で発生したギンヤンマのヤゴを移すためにこの春復活。残念ながらヤゴは死んでしまったが、いつの間にかメダカの稚魚5匹が泳いでいる!どうやらS2プラ舟から移したオオカナダモに卵が付着していたらしい。生後間もなく1匹減ったが、残る4匹は今も順調に生育中。
(2009.9.6)
 スクスク育った4匹に、早くも今月、稚メダカ誕生!上記の通りS2プラ舟が期待できない状態ゆえ、いつにも増して嬉しく思う。
(2010.5.17)

[共通事項]
■屋内水槽の設置場所は仕事用の応接室としても使っている玄関前の部屋。
■水槽の水は水道水(下記データ参照)を半日以上汲み置きしてから使用。中和剤は使わない。
■屋内水槽は稀に木酢液を少量添加しているが、その他の添加物や薬品は一切使用していない。
■底砂の掃除も一切しない。(カワニナ等水槽内の生物に任せる)
■繁殖を狙わない限り、本来の棲息地よりも弱アルカリ寄り、硬度を高めにして飼うというのが一応の我流。
■照明点灯:5月~10月=11:00~22:00(11時間)/11月~4月=10:00~22:00(12時間)
■夏期は壁掛け式扇風機で部屋全体の空気の循環と換気を常に行っている。
■室温が31℃を超える日および来客時はルームエアコンを使用して室温を下げる場合あり。
■餌は1日1回。給餌時刻は不定だが消灯2時間前ぐらいに給餌する日が多い。ただし週に1、2日給餌しない日あり。
■屋外は状況に応じて適宜給餌。
■餌:乾燥餌(金魚用顆粒、川魚用フレーク、川魚用顆粒、熱帯魚用タブレット、人間用桜エビ、人間用オキアミ)、冷凍赤虫、水草・浮草、他
■水槽内の植物は餌として不定期に入れているものも含む。(△印)

〔注意〕オオフサモは飼育許可が無いと飼えません。もちろん私も許可を得て飼っております。

原水(水道水)データ

 これはお約束じゃないですね。
「アクアリウム界」は器具や水質にこだわる割には元の水のデータに無頓着。
しかし意外と知られてないのですが、水は地域によって全く異なるのです。
それを考慮せずに水槽データを呈示しても意味がないと私は思うのですが・・・・・・。

<参考資料:『水道水質データベース』http://www.jwwa.or.jp/mizu/
(調査年度:2007年、「浄水(給水栓水等)の水質」の値)
配水場名=熊本秋田水源地(庄口1号井)
原水の種類:深井戸水
浄水処理方法:消毒のみ
pH値:6.9~7.1
硬度:78~83mg/L(GH値4.4~4.6)
蒸発残留物:171~194mg/L
硝酸性窒素及び亜硝酸性窒素:2.76~3.06mg/L
ナトリウム:12.1~12.6mg/L
塩化物イオン:8.9~9.3mg/L
フッ素:0.19~0.21mg/L
残留塩素:0.2~0.3mg/L
遊離炭酸:5.1mg/L

[特徴]
■熊本市は郊外含め約101万の人口全てを地下水・湧水でまかなっているという、全国に類のない都市である。従って他の地域より季節変動の少ない安定した水が得られている。
■pH値は中性だが、全国的には多少低めの値である。(7.1~8.0の弱アルカリ性が多い)
■硬度は沖縄を除けば全国でも高い部類に属する。(全国的にはGH値1~3が多い)ただし世界的に見ればこれでもかなりの軟水。
■蒸発残留物(カルシウム、マグネシウム、ナトリウム、カリウム、珪素等の総量)が多い。これらの多くは生物にとって必須成分であり、少なくともマイナスの影響はないと思われる。
■硝酸性窒素及び亜硝酸性窒素も高濃度。しかも近年増加傾向にある。原因は化学肥料や生活廃水による土壌汚染の進行。これが多いのは魚のみならず人間にとっても大問題。(詳しくはブログをご参照頂きたい。
■フッ素量は全国でも一番多いクラス。フッ素は人体に与える影響も善悪諸説あり、魚介類に与える影響も不明。
■その他の値は国内では平均的なレベルといえる。


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